花の香りをテーマにした、香水瓶のデザインです。
咲きたての花の瑞々しい香りをイメージし、香水瓶は透明感のあるピュアな印象にデザインしました。
フランスは、香水の本場です。だからこそ、日本のブランドが香水を展開するときは、現地の棚に並んだときにどう見えるかまで考える必要があります。
透明感のあるボトルと、金の繊細なあしらい。
金のラインは、金継ぎの生命力を感じるように意識してデザインしています。
日本企業がやりがちな失敗として、過度に「和」を主張しすぎるデザインをすることで、商品よりも「日本」が強く出てしまうことがあります。
日本発なので、現地で分かりやすく「和」を感じさせたい。そのせいで、本来は商品の良さや「特徴」をパッケージに込めるべきところを、なぜか「日本」がメインとなる。
フランスで15年ほど暮らし、多くの日本企業がそうした失敗をしているのを実際に目にして残念な気持ちになりました。
現地の人が良いと思うのは、あからさまな「和」ではありません。
もっと繊細で空気感のあるデザイン。
そこで、今回は、フランスの美意識に自然になじみながら、日本らしい繊細さが伝わる表現を意識しました。素材の質感や光の通り方まで含めて、手に取ったときに「上質だ」と感じてもらえるかどうかを大切にしています。
また、植物のラインは全世界で注目されている「金継ぎ」のラインにも見えるようにイメージしています。
色は日本をイメージさせる「金」で上品に仕上げています。
チープではなく、繊細なデザインから「和」を感じる。そんなデザインを目指しました。


